ブランド食品のトレーサビリティ
2008/06/30 (月) カテゴリー/食べ物の話題
丸明の飛騨牛等級偽装販売の事件は、枝肉に1本に対し、パック詰め用のブランドシール1000枚が付与され、後は小売店任せというようなシステムなのだと世間に知らしめたことは、意義があった。
固体識別番号の付与など、結局そのトレーサビリティは、単にイメージを良くして高く売るための理由づけでしかなかった。
消費者の知りたい情報を開示するためとあるが、トレーサビリティを確認してから物を買う消費者がどれほど実在するのか?
いないとは思わないが、稀であろうし、ちょっと変わった人だろう。
そして、そのトレーサビリティを見たところで、それが良いものなのかダメなものなのか判断がつくのか?
確認するのはトレーサビリティをやっているかやっていないかだけ。
さらに偽装表示が蔓延している中で、トレーサビリティ自体までも偽装である可能性を、丸明は証明した。
トレーサビリティに間違いや偽装があっても、普通の人はにはまずわからないし、万が一見つかっても単なる間違いとして処理されることを知って、ビックリしてしまう。
偽装していても違法にならない(抜き打ち検査で連続OUTにならなけば大丈夫)のでは、いったい何なのか?という疑問。
固体識別番号やら、生産者から最終消費者までの流れを示すトレーサビリティには、手間も、当然コストもかかっているだろうし、そこがビジネスチャンスである業界もあるだろう。
しかし、それが付与されているからといって、「品質が良い」とか「安心」というわけもなければ、結局何に対するコストであるかというと、「消費者に幻想を抱かせて高く販売するための手法」という意味しか残らない。
食品事故が発生した場合も、わが国の食品トレーサビリティがこのような骨抜きの状況であれば、意味はない。
というか、普段トレーサビリティを行わなくても、対象製品をトレースすることによって原因はわかるので、やっぱり価格を上げる、ブランドイメージを高める手法でしかないのだろう。
ISOにより「記録物によって、その履歴、転用または所在を追求できる能力」と定義されているトレーサビリティであるが、その認証を保持するがため、どれだけコストがかかっているかという想いを馳せれば・・・・・・「何のために・・・・・」という嘆きも多いはず。
もっともISOを保持するためだけに書類を揃えることに終始しているところが多いし、それは「消費者のため」という意識からは程遠い。
ブランドイメージを高め、高く売る理由付けのためであるような気がしてしまう。
ISOもビジネスだからな。
テーマ : フードコーディネーター - ジャンル : ビジネス
コメント(2) | トラックバック(1) | ↑ページトップ
日本人てつくづく権威に弱いというか媒体に左右されやすい民族なんだなと思いますわ。ブランドの意味もはき違えてるし。
今年も土用の丑の日が近づいてきましたね、えへへ。
川へ出かけて天然物ゲットしに行きますか? 二三日水槽(オケでもok)で活かしておいたら泥臭さは抑えられるみたいですよ。
年上女房 | URL | 2008/07/02 (水) 23:48 [編集]
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