あんかけスパゲッティ

西尾張中央道を走行中に、以前より気になっているお店があった。
あんかけスパ (1)ちょうどお昼時でお弁当を所持していないタイミングが合えばと狙っていたのだが、なかなか都合が合わず、いつも通り過ぎるばかりであったが、ついに突入を果たした。
『DONDONあん稲沢福島店』、セルフうどんの『どんどん庵』との併設店だ。

『どんどん庵』は、名古屋市に本社をおくサガミ系のセルフうどん店チェーン。
ガンガンと東海地区でチェーン展開しており、日頃よりお世話になっている。

『どんどん庵』が、うどん・蕎麦・きしめん以外に「あんかけスパ」をも展開しているという情報はそれとなくキャッチしていたものの、その名が『DONDONあん』などといった洒落でつけたよぉなベタなネーミングであるとは知らなかった。
ひきこもり現象で、世間一般のトレンディとは、1年半ほどタイムラグが発生しているからな。

とにかく「あんかけスパ」好きとしては、非常に遅ればせながらチェックしとかなきゃならん店だ。
あんかけスパパスタの太さ、ソースの味、共に水準はクリアしている。
かつてイタリア滞在期間は毎日パスタ食っていたので、当然ながらパスタ類に関する味覚は人並み以上に発達しているはずと思っている。
イタリアは観光ガイドにのっているような有名店じゃなくとも、だいたいドコのパスタも美味い。(注:ミラノのSpaghetti5はやめておけ)
しかしながら、イタリア人は「あんかけスパ」の美味さを知らないであろうから、かわいそう・・・・・。

もぉすでに「あんかけスパ」の味覚に、私の舌は完全に汚染されている。

私は大概の店の「あんかけスパ」を美味しいと思ってしまう味覚の持ち主でもある。
「あんかけスパ」との初めての出会いは高1の時であったが、高3の頃には外食チャンスあらば、「あんかけスパ」のお店は有力な選択肢へと私の中での存在感を増していた。
やがて、名古屋の栄のオフィスで働きだしたのだが、そこでの昼食のお弁当が決定的であった。
毎日『ゆうせん』というお店のお弁当ランチが届けられていたのだが、そこの弁当は常に日替わり弁当と言いながらも、常に「あんかけスパ」主体の内容であった。
『ゆうせん』は、あんかけスパの専門店であった。
もともと好きであった上に、毎日毎日「あんかけスパ」を食う環境であったので、もはや「あんかけスパ」なしでは生き苦しいまでの味覚が育まれてしまった。
当時住んでいた新栄にも『ゆうせん』のお店があったので、昼も夜も「あんかけスパ」。

何か習慣性のあるドラックが忍ばせてあるのでは?と疑うほどに「あんかけスパ」の味覚に支配されてしまった。
『ゆうせん』ではお持ち帰り用としてボトル容器にソースを入れてくれていたので、家でも楽しめてしまう。
一時期、『ゆうせん』&『餃子の王将』&『吉野家』で全ての栄養分を賄っていた若き日々。
けっこうカロリーの高さがウリのお店ばかりなので、十分にエネルギーは摂取できた。

名駅のオフィスで働くとなれば、『チャオ』であるし、近鉄系の『都』は値段が高いものの、高級あんかけパスタの味であった。(現在、『都』は存在しないのか? 『ゆうせん』も?)
元祖たる『ヨコイ』でも食べるのだが、基本は『ゆうせん』の味で、それは『チャオ』の味に通ずる。
といっても、どこの「あんかけスパ」も、さほど代わり映えしない味なんだけどね。

『カレーハウスCoCo壱番屋』も『パスタ・デ・ココ』なる「あんかけスパゲティ専門店」を展開している。
いろいろなところで「あんかけスパ」が食べられる環境が整って、嬉しい限りだ。
家族は「あんかけスパ」より他の味付けが好き(はっきり言って妻は「あんかけスパ」は嫌いらしい)なので、食卓に「あんかけスパ」が並ぶことはない。
引きこもり中、独りで昼食を食べる時のみ、レトルト「あんかけ」を用いて、萎みかけそうな味覚を保っていた。
基本的にレトルトの「あんかけスパソース」は『ヨコイ』であっても『チャオ』であっても、餡の状態がやけに粘っこくて美味しさが落ちるのは、熱さ不足によるもの。
皿にも熱湯をそそいで十分温めてからアツアツパスタを盛り、グツグツと熱したソースをかけ、炒めた具をふりかける。
この手順に手抜きがあってはならない。

もともと名古屋周辺の喫茶店では「あんかけスパ」メニューが当たり前のように存在し、都心では他にも「あんかけスパゲティの専門店」を結構見かける。
全くいただけないのは、「ネットカフェ系あんかけスパ」であって、「あんかけスパ文化」を破壊しようという陰謀すら疑うお品も多く存在する。
「あんかけスパ」への誤解と偏見を助長するような味の喫茶店も多く、「あんかけスパ」嫌いの女性を育てる素地となっている。
「あんかけスパ」のボリューム(サイズUP)は学生、リーマンを虜にする要素だが、「あんかけスパ好き」はカッコいい趣味でないらしく、女性で「あんかけスパ好き」を標榜する人は少ない。

「あんかけスパ」のソースはアツアツでなければ、その味はイッキに落ちる。
パスタの太さも極太(最低でも2.2mm以上)を必要とする。
「あんかけスパ」で不味い店は、基本的に熱さとパスタの太さが不足している。
ソースとパスタが水準をクリアしていれば、多少あとは胡椒の量の違いであり、またトッピングの具の違いだけで味は同じ。
その点『DONDONあん』はクリアしている。
「あんかけスパ」は、必ず「あんかけスパゲティ専門店」で食べて欲しい!
不味い「あんかけスパ」は、恐ろしく不味い。

三重県であればパスタ・カリーノ(Carino)四日市店
店は狭く、内装も貧弱であるが、「あんかけスパの味」としての基準はクリアしており、『DONDONあん』より美味い。
HPにあるカリーノ鈴鹿ハンター店はすでに閉鎖、存在していないし、「プリントアウトせよ」との割引券有効期限は2004年1月で失効してしまっているし、お店には駐車場もないけど、ランチタイムはいつもサービス価格メニューがあって流行っている。
この店はポッケとかトッポとか数年ごとに名前を変える傾向があるが、お店の人はいつも変わらない。
笹川通りの「パスタ家 カリーノ」とは全く別の店なのに、なぜ「カリーノ」と名前を変えたのか、その狙いはサッパリわからない。
厨房の男性と、ホール担当(ホールとと呼べないスペースだが)のおばちゃんは、おそらく親子。

あんかけスパ (2)さて、『どんどん庵』&『DONDONあん』の組み合わせでの営業ならば・・・・・と、もっとも期待させられたお値段であったが、他の「あんかけスパ」と同じよぉな価格設定でガッカリだ。
『DONDONあん』においても、『どんどん庵』うどんシステム同様に、セルフ形式にして、価格を後100円下げる努力を期待する。
ときどき500円SALLもやっているらしい。
これは『どんどん庵』の100円うどんSALL同様、好感度高い企画。

このようなコトを書き綴っているだけで、心も体も「あんかけスパゲティ」を求めはじめてしまう。
麻薬のように私の味覚を支配している「あんかけスパ」は恐ろしい食べ物なので、手を出していない人は生涯口にしない方がいい。
毎日食べるような食生活をしている人は覚悟していた方がよい。
どれだけ時を隔てようとも、禁断症状に襲われる食品だ。

おそらく強力にメタボリックな食品でもあろうと推察される。
何度も繰り返すが、女性からはウケの悪いパスタでもあるので、取り扱いには十分注意して欲しい。
デートには向かない。

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テーマ : ご当地グルメ - ジャンル : グルメ
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